自宅で簡単セルフ脱毛!家庭用脱毛アイテム7種類のメリット&デメリット
自宅で簡単に使える脱毛アイテムは、種類が豊富なうえメリットとデメリットが混在しているため選びにくいのが難点。一体、どの脱毛アイテムが自分に向いているのか見極められない方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、自宅で手軽に使える脱毛アイテム7種類について、メリットとデメリットをまとめてみました。
ムダ毛をまとめて溶かす「除毛クリーム」
除毛クリームとは、ムダ毛を溶かして洗い流すタイプの脱毛アイテムです。
ポイントは除毛クリームに含まれているアルカリ性の有効成分!ムダ毛の主成分であるタンパク質を化学的に変化させ、短時間で溶かしてくれる働きがあります。
▼代表的な除毛クリーム
脱毛サロンや家庭用脱毛器ほどの抑毛効果は期待できないものの、配合成分にイソフラボンやパパイン酵素などが含まれている場合は、「ムダ毛が薄くなってきた!」「生えにくくなってきた!」という口コミも少なくありません。
除毛クリームのメリット9つ!
クリームを塗布してから5~10分ほど待つだけで、広範囲をまとめて除毛できる手軽さが魅力。
だからこそ、「バスタイムのついでに済ませない!」「数日おきに脱毛する時間がない!」という、忙しい女性に選ばれているのでしょう。
- 痛みがない
- 即効性が高く、使った直後に効果が実感できる
- 広範囲をまとめて除毛できる
- 毛穴の中から溶かしてくれるので長持ちする
- 跡が残らないので仕上がりがキレイ
- 保湿成分入りなら美肌ケアも同時にできる
- 配合成分によっては抑毛効果も期待できる
- 1本あたり1,000~3,000円ほどのお手頃価格
- ドラックストアなので簡単に買える
毛穴の中からムダ毛を溶かしてくれるため、シェーバーと違い生え始めのチクチクとした違和感は控え目です。
除毛クリームのデメリット4つ!
痛みがないとは言え、中には男性のムダ毛でも溶けるほど効果が強いタイプもあり、肌荒れのリスクは否めません。
特に敏感肌の方は、できるだけ保湿成分が高配合された除毛クリームを選びましょう。
- 種類によっては効果が薄い
- 使用できない部位もある
- 肌トラブルのリスクがある
- 塗布してから5~10分ほどの待ち時間がある
VIOの脱毛なら「ブラジリアンワックス」
ブラジリアンワックス脱毛とは、本来VIO専用として開発されたワックス脱毛の一種です。
実際、海外ではアンダーヘアに対してはブラジリアンワックス脱毛と、VIO以外の部位を脱毛する時はワックス脱毛と名称を使い分けています。
とはいえ、日本ではVIOだけでなく全身に使えるタイプが多く、シートを使用する初心者向けのソフトタイプと上級者向けのハードタイプの2種類があります。
▼代表的なブラジリアンワックス
厳密には女性用と男性用に分かれているものの、高いクオリティを求めて男性用を使用する女性も多いようです。
なお、選び方や人気商品については「ブラジリアンワックスでセルフ脱毛!女性用&メンズ用&男女兼用のおすすめランキング13選」を参考にして下さい。
ブラジリアンワックスのメリット5つ!
「即効性」と「持続性」を兼ね備えているのが、ブラジリアンワックスならではの魅力。
初めて使った方は、脱毛直後のツルツルお肌に感動するかもしれません。
- VIO脱毛に適しており、好みに合わせてラインをデザインできる
- シェーバーとは違い、生え始めのチクチク感がない
- 即効性が高く、直後に効果が実感できる
- 1度の施術で2~6週間も効果が持続する
- 一気に広範囲を脱毛できる
最近ではブラジリアンワックス専用の脱毛サロンも増えており、需要の高さが伺えます。
ブラジリアンワックスのデメリット7つ!
たとえ初心者向けのソフトタイプであっても、シートを一気に剥がしながらムダ毛をまとめて引き抜くため、慣れるまでは相応の痛みを覚悟しておいた方が良いでしょう。
- 痛みが強い
- 抑毛効果がない
- デリケート肌や敏感肌には不向き
- 使用前に1cmほどムダ毛を伸ばす必要がある
- 毛穴へのダメージが大きく、埋没毛のリスクがある
- 慣れるまでは、塗りムラや塗り過ぎなどで失敗しやすい
- 使用後のクールダウンや保湿などが面倒
シェービングに比べると発毛サイクルは遥かに長いものの、定期的な処理は必要です。
粘着シートを使う「脱毛シート」
脱毛シートとは、あらかじめワックス成分が塗られた粘着性のシートで、脱毛テープまたはワックスシートとも呼ばれています。
ブラジリアンワックスでご紹介したソフトタイプの簡易版と言った方がイメージしやすいかもしれません。
▼代表的な脱毛シート
性能はともかく、最近では大手100均でも販売されているほどシェアが広がっており、ドラックストアでも500円弱~1,000円ほどで販売されています。
脱毛シートのメリット7つ!
脱毛したい部位にシートを貼って剥がすだけなので、慣れてしまえば全行程が5分ほどで完了するほどの手軽さが魅力。
その反面、「即効性」「持続性」「低価格」の3拍子が揃っているのですから、人気が高いのも納得です。
- ブラジリアンワックスより手間がかからない
- 貼ってから剥がすまでの待ち時間が、わずか数分
- 即効性が高く、すぐに効果が実感できる
- 使用直後にツルツル肌が堪能できる
- 毛穴からムダ毛を処理するので、持続期間が長い
- 生え変わり時に、チクチクとした違和感がない
- 価格が安い
脱毛シートのデメリット8つ!
ブラジリアンワックスと同様に、シートを剥がす時の強い痛みが難点。
痛みに慣れるまでは、小さ目のシートを選んだ方が無難かもしれません。
- シートを剥がす時の痛みが強い
- 毛穴へのダメージが大きく、埋没毛のリスクが高い
- 角質の一部も一緒に剥がれるため、肌が乾燥しやすくなる
- 使用する前にムダ毛を1cmほど伸ばしておく必要がある
- 太いムダ毛が抜けにくい
- シートを剥がした後、肌に残った粘着成分を処理するのが面倒
- クールダウンや保湿などのアフターケアが面倒
- 抑毛効果がない
シートを剥がした後もネバネバとした粘着成分が肌に残っている場合は、専用クリーナーで拭き取るなどメーカーの指示に従って下さい。
市販のハンドソープなどを使用すると、肌トラブルに繋がりかねません。
シャワーで簡単「脱毛石鹸&脱毛ソープ」
脱毛石鹸とは、すでに生えているムダ毛にアプローチする「除毛効果」、または発毛や成長を抑える「抑毛効果」のある成分を配合している石鹸のことです。
固形石鹸と液状ソープの2種類があり、ドラッグストアなどで市販されているモノと通販専用があります。
▼代表的な脱毛石鹸&脱毛ソープ
泡の放置時間は商品によって多少の差があるものの、60秒~3分ほどが平均的。
基本的に通常のボディソープや石鹸と同じ使い方ですが、有効成分を浸透しやすくするためには身体を温めておく、シェービングなどで事前にムダ毛を短くしておくなどの工夫が必要です。
脱毛石鹸のメリット4つ!
いつものボディソープと置き換えるだけで、手軽に脱毛できるのが最大の魅力。
毎日、身体を洗う度にムダ毛も処理できるので、「とにかく楽に脱毛したい!」「脱毛に手間をかけたくない!」という方におすすめです。
- 身体を洗いながら脱毛できる
- うなじや背中など手が届かない部位でもOK
- 配合成分によっては抑毛効果や美肌ケアも同時に叶う
- 痛みがない
発毛を抑制したい方は大豆イソフラボンやラレアディバリカタ葉エキスなどが、除毛効果を重視する方はパパインやチオグリコール酸カルシウムなどが含まれているタイプを選びましょう。
さらに、「脱毛しながら美肌ケアもしたい!」という方にはアンチエイジング効果があるサポニンや、角質を柔らかくしてくれるサトウカエデ樹液などを含んでいる脱毛ソープが人気です。
脱毛石鹸のデメリット6つ!
残念ながら、脱毛石鹸には除毛クリームのように「洗った直後にツルツルになる!」という即効性はありません。
早くても1カ月以上は継続しなければ効果を実感できない方がほとんどで、中には3~6カ月ほどかかる方もいるようです。
- 即効性が低く、効果が出るまで時間がかかる
- 効果の程度に個人差がある
- 顔に使用できないタイプが多い
- 脱毛サロンや医療脱毛と併用しにくい
- 肌荒れのリスクがある
- 髪の毛など、脱毛したくない部位を保護する必要がある
抑毛効果のある脱毛石鹸を継続使用すると、徐々にムダ毛の発毛サイクルが緩やかになってきます。
ところが、ほとんどの脱毛サロンではメラニン色素に反応させるタイプの光脱毛を採用しているため、毛周期(ヘアサイクル)の成長期に施術を受けなければ効果が得られません。
脱毛石鹸と脱毛サロンを併用する場合は、どの毛周期であろうと効果が得られる「SHR脱毛」や「NPL脱毛」などを導入しているサロンを選びましょう。
背中のムダ毛処理なら「脱毛タオル」
脱毛タオルは、シルクやマイクロファイバーといったムダ毛を絡め取る繊維で作られているのが特徴です。
▼代表的な脱毛タオル
類似商品として手の平サイズの「脱毛パッド」があり、研磨材付きで肌を擦りながらムダ毛を処理します。
どちらも、お風呂で身体を洗いながら同時にムダ毛を処理するため、忙しい方におすすめです。
脱毛タオルのメリット5つ!
背中や襟足など、他の脱毛アイテムでは処理しにくい部位にこそ効果を発揮してくれるのが脱毛タオルの最大の魅力でしょう。
たとえ本人が目視できない部位でも安全に使えます。
- 細かいウブ毛でも効果的
- 手が届きにくい背中の脱毛に適している
- 生え変わってもチクチクしない
- 余分な角質も一緒に除去されるので、ピーリング効果が期待できる
- お風呂やシャワーのついでにムダ毛処理ができる
脱毛タオルのデメリット5つ!
メジャーなファッション誌や芸能人のSNSなどで一気に注目を浴びた脱毛タオルですが、口コミでの評価はさほど高くないようです。
脱毛というよりは、角質ケアとして使っている女性も少なくありません。
- 古くなると効果が薄れる
- 摩擦による肌トラブルのリスクがある
- 安全に使うには、時間をかける必要がある
- 太い毛や毛深い部位での効果が薄い
- 他の脱毛アイテムより効果が薄い
効果を高めたいからと言って、力まかせにごしごし擦ると肌トラブルを誘発しかねません。
肌へのダメージを最小限に抑えるためには、たとえ時間がかかっても優しく扱うのが鉄則です。
脱毛サロン推奨の「電気シェーバー」
多くの脱毛サロンが施術の前処理として電気シェーバーを多用していますが、その理由は手動のカミソリより肌への摩擦が少ないから。
商品によっては「ボディーシェーバー」や「レディーシェーバー」とも呼ばれており、自宅用の脱毛アイテムとして推奨している脱毛サロンも少なくありません。
▼代表的な電気シェーバー
皮膚の表面に生えているムダ毛を取り除くだけなので、使用頻度の高さを考慮すると水洗い対応がおすすめです。
また、顔の産毛や眉毛まわりの処理にはフェイス専用の電気シェーバーを使いましょう。
電気シェーバーのメリット5つ!
自宅用の脱毛アイテムには多くの種類がありますが、「即効性」と「手軽さ」を重視している方に人気なのが電気シェーバーでしょう。
たとえ脱毛処理を怠けていても、コードレスの電気シェーバーを携帯しておけば会社帰りのデートも安心です。
- 気になった時にすぐに使える
- 手動のカミソリより肌へのダメージが少ない
- 持ち運びしやすく場所を選ばす脱毛できる
- 広範囲でも短時間で完了する
- 目に見える範囲ならどこでも安全に使える
最近では、VIOライン専用の電気シェーバーも販売されています。
電気シェーバーのデメリット6つ!
最大のデメリットは、効果の持続期間が短いという点でしょう。
また、電気シェーバーを使用した後の肌は、ワックスや脱毛クリームを使用した後のようにツルツルにはなりません。
- 効果が長続きしないため、小まめな脱毛ケアが必要
- 産毛など、毛質に合わせた使い分けが必要
- 襟足や背中などには不向き
- 処理中の駆動音がうるさい
- 仕上がりのザラザラ感が気になる
- 生えてくるムダ毛の先端部分が太くてチクチクする
「電気シェーバーを使用するとムダ毛が太くなる」というウワサを聞いたことがある方も多いでしょうが、これはちょっとした誤解です。
そもそも、電気シェーバーの原理は手動のカミソリとほぼ同じですから、使用してもムダ毛は太くなりません。
あくまで根元付近を剃っているだけなので、毛先の断面が太くなる分、ムダ毛自体が太くなったように感じる方が多いのでしょう。
家族で兼用できる「家庭用脱毛器」
家庭用脱毛器の主流は、「フラッシュ脱毛器」と「レーザー脱毛器」の2種類です。
厳密には毛抜きのようにムダ毛を引き抜く「脱毛シェーバー」も家庭用脱毛器に含まれていますが、埋没毛や毛嚢炎のリスクが高いうえ毛穴が色素沈着しやすいなどの理由から、人気は低調ぎみ。
そのため、大手ECサイトの人気ランキングではフラッシュまたはレーザー脱毛器が上位を占めています。
▼代表的な家庭用脱毛器
なお、痛みに弱い方は「痛くない家庭用脱毛器の特徴は?痛みが弱いおすすめのフラッシュ式6選!」を参考にして下さい。
家庭用脱毛器のメリット8つ!
家族や友達など兼用する人数が多いほどコスパが高くなるのは、家庭用脱毛器ならではの魅力でしょう。
- マイペースに脱毛処理ができる
- 家族や友達とシェアできる
- 肌へのダメージが少なく、黒ずみや色素沈着の心配も無い
- メラニン色素にしか反応しないため、周辺の肌への影響が少ない
- IPLのフラッシュ脱毛器なら、肌のキメも整えてくれる
- 顔やVラインに使えるタイプもある
- 保証期間が長い商品もある
- 永久脱毛ではないが、抑毛効果が期待できる
仕事や子育てに忙しくて「光脱毛に興味はあるが定期的に脱毛サロンに通えない!」、「他人に処理されたくない!」という方にもおすすめです。
家庭用脱毛器のデメリット7つ!
家庭用の脱毛器は基本的に脱毛サロンと同じ仕組みになっていますが、安全性の面から出力が制限されているため、短期間に高い効果は期待できません。
- タイプによっては痛みや熱さが強め
- 家庭用の脱毛アイテムの中で、最も初期費用が高い
- 脱毛サロンより出力が弱く、効果が出るまで時間がかかる
- VIOラインや背中など、自力では脱毛しづらい部位がある
- 色黒の人やホクロが多い人には使えない
- ムダ打ちしやすい
- 使用後の冷却や保湿などに手間がかかる
照射範囲の広さと痛みの弱さを優先するならフラッシュ脱毛器を、痛みに強く少しでも早く効果を得たいならレーザー脱毛器を選びましょう。
まとめ
自宅で使える脱毛アイテムを選ぶ時は、何を優先するかによって選択肢が異なります。
抑毛効果を重視するなら「家庭用脱毛器」が最有力候補ですが、配合されている成分によっては「除毛クリーム」や「脱毛石鹸」なども期待できるでしょう。
ただし、いずれも脱毛サロンほどの抑毛効果はなく、ほとんどのアイテムは一時的な除毛です。
まして日本で永久脱毛の効果が認められているのはクリニックで受ける医療脱毛のみ。
単価が安い自宅用の脱毛アイテムを繰り返し購入するなら、脱毛サロンまたは医療脱毛に挑戦してみてはいかがでしょうか?