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毛周期(ヘアサイクル)とは?脱毛に最も効果的な時期を教えて!

脱毛するなら知っておきたい毛周期について

「毛周期」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?私たちの体に生えている毛のすべてに毛周期があり、そのサイクルで毛が作られ、そして自然に抜けていきます。髪の毛が自然に抜けるのも毛周期によるもの。そこで今回は、毛周期のメカニズムを踏まえたうえで最も効果的な時期はいつなのか、どのくらいのペースで通うべきなのかを解説します。

毛周期(ヘアサイクル)の仕組みとは?

脱毛サロンやクリニックなど、専用のマシーンを使った脱毛施術を受ける最大のメリットは、「ムダ毛が生えにくくなる」という点でしょう。

だからと言って、たった1回の施術でムダ毛が生えにくくなる訳ではありません。
一通りの施術が完了するまでの期間は「脱毛する部位」や「毛質」によっても異なりますが、半年から3年ほどかかるケースもあります。

なぜ、完了するまでに長い期間をかける必要があるのか、その理由として挙げられるのがムダ毛と毛周期との関係です。

「毛周期」とは、成長した体毛が自然に抜け落ちて新たな体毛へと生え変わるヘアサイクルのこと!「成長初期」から「休止期」までの4段階に分かれており、適切な時期に脱毛の施術を受けなければ期待通りの効果は得られません。

また、人の体毛は全ての部位を含めて約500万本と言われていますが、皮膚の表面に生えていると確認できる体毛は全体の30%ほどなんです。

  • 皮膚表面に出ている体毛:約140万本
  • 皮膚表面に出ていない体毛:約360万本

毛周期は4段階!光脱毛に効果的なのは「成長期」だけ

結論から言うと、毛周期は4段階のプロセスに分かれており、光脱毛やレーザー脱毛の効果が十分得られるのは「成長初期」と「成長後期」だけです。

まずは、それぞれの段階で体毛がどのような状態になっているのか順番に見てみましょう。

成長初期のメカニズム

毛球の底辺にある毛乳頭から栄養を吸収した毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、皮膚の内部で徐々に体毛が育ち始めている段階です。

まだ体毛は皮膚の表面に出ていませんが、少しずつメラニン色素が濃くなっていくため毛穴が黒くなったように見えるかもしれません。

メラニン色素が濃くなるにつれて、クリニックで受ける医療脱毛だけでなく脱毛サロンで受ける光脱毛でも効果が得やすくなっていきます。

成長後期のメカニズム

本格的にメラニン色素が濃くなり、深くしっかりとした毛根から皮膚の表面に出てきた体毛が伸びてくる時期です。

光脱毛やレーザー脱毛の効果は成長初期でもある程度得られますが、さらにメラニン色素が濃くなるのが特徴。

つまり、より高い効果を狙うなら最も脱毛に適している成長後期に施術を受けるべきなんです。

退行期のメカニズム

体毛は皮膚表面に生えているものの、毛母細胞の細胞分裂が停止して体毛が自然に毛乳頭から離れていく時期です。

毛乳頭との結びつきが弱まった体毛は、言い換えれば成長が止まって寿命が尽きかけている状態。

皮膚内に残った毛根が少しずつ皮膚の表面へ向かって押し出されるため、手で引っ張るだけで簡単に抜けてしまいます。

中には退行期でも効果があると謳う医療レーザーもありますが、メラニン色素が薄くなるうえ毛乳頭との繋がりも弱くなるため、成長期ほどの効果は期待できません。

特に、もともと照射パワーが低く設定されている脱毛サロンの光脱毛では、成長初期または成長後期のみが推奨されています。

休止期のメカニズム

体毛が毛乳頭から完全に離れて体外へと抜け落ちる時期で、休止期を向かえた体毛は寿命が尽きたと解釈されています。

つまり、光脱毛やレーザー脱毛がターゲットとしている毛乳頭と体毛が結合していないため、一切の脱毛効果は得られません。

なお、新たな毛母細胞が作り出されるのも休止期の特徴です。

「無性毛」と「性毛」は毛周期が違う!

毛周期のメカニズムが分かったところで、性質が異なる「無性毛」と「性毛」について注目してみましょう。

そもそも体毛を大きく分類すると無性毛と性毛とに分けられ、一般的に毛周期が長いのは性毛の方だと言われています。

▼無性毛

  • 生え始める時期:幼少期から
  • 毛質:細くて柔らかい
  • 生える方向:揃っている
  • 毛周期:短め
  • 部位:産毛など

▼性毛

  • 生え始める時期:思春期から
  • 毛質:太くて硬い
  • 生える方向:揃っていない
  • 毛周期:長め
  • 部位:デリケートゾーン、脇毛など

部位別!毛周期の早見表

一口に体毛と言っても、全てが同じヘアサイクルで生え変わっている訳ではありません。
毛周期は部位によって異なるうえ、皮膚の表面に生えている体毛の割合にも違いがあります。

部位 成長期 発毛の割合 退行期/休止期
毛髪 2~6年 85% 3~4ヶ月
Vライン/IOライン 1~2年 30% 1~1年半
4~5ヶ月 20% 4~5ヶ月
脇の下 3~5ヶ月 30% 3~5ヶ月
3~4ヶ月 20% 4~5ヶ月
1~2ヶ月 20% 3~4ヶ月

上記のデータから、女性の毛周期は細い産毛が集中している顔まわりが最も短い反面、アンダーヘアなど太いムダ毛が生えやすい部位ほど長いのが分かります。

脱毛サロンでカウンセリングを受けると「アンダーヘアは時間がかかりますよ」と言われるのも納得ですね。

全身脱毛は2ヶ月に1度のペースが効果的!

脱毛サロンやクリニックなどに通う場合、部位ごとの毛周期を考慮して成長期に施術を受けるのが最も効果的な方法です。

とはいえ、部位ごとに違いがあるうえ目視で確認できないのが毛周期の厄介さ!今現在、4段階サイクルの内どの段階なのかを正確に見分けることはできません。

たとえ正確な毛周期が分かったとしても、全身のムダ毛を部位ごとの毛周期に合わせて個別に通うのは難しいですよね。

そんな時に役立つのが各部位の平均サイクル!事実、多くの脱毛サロンでは2ヶ月に1度のペースが推奨されています。

そもそも、たとえ2週間おきに通ったとしても脱毛効果が得られるのは成長期のムダ毛だけ。
せっかく高いお金を払って脱毛の施術を受けても、ムダ打ちになる可能性が高いのです。

部位別!体毛が生えるスピード

続いて、部位によって異なる発毛のスピードについて見てみましょう。

部位 1日あたりの長さ 1ヶ月あたりの長さ
毛髪 0.3~0.4mm 0.9~1.2cm
顎髭/口髭 0.4mm 1.2cm
脇の下 0.3mm 0.9cm
Vライン/IOライン 0.2mm 0.6cm
眉毛 0.18mm 0.5cm
0.1~0.2mm 0.3~0.6cm
0.1~0.2mm 0.3~0.6cm

特に伸びるスピードが遅いのが足と腕のムダ毛!最も早く伸びる毛髪に比べて、早い人でも半分ほどのスピードで成長しているのが分かります。

一方、顎髭や口髭はたとえ女性であっても生えるスピードが早いのが特徴です。
また、女性の顎髭や口髭はまるで産毛のように毛質が細いため、一般的に毛周期が短い無性毛として扱われており、短期間で脱毛が完了する人も珍しくありません。

脱毛施術を受けるなら毛抜きはNG!

専門家の脱毛施術を受けているとはいえ、完全に終了するまでは自己処理も必要です。
中には、シェービングより長持ちする毛抜きを使っている人も多いでしょう。

しかし、光脱毛やレーザー脱毛で照射する熱は毛根にあるメラニン色素に反応してこそ、脱毛効果が得られる仕組みになっています。

そのため、脱毛施術を受ける3週間前には毛乳頭ごと引き抜いてしまう毛抜きからシェービング処理に切り替えておきましょう。

まとめ

脱毛をするにあたり、ぜひ知っておきたい毛周期。体毛には生え変わりのサイクルがあり、一度の脱毛ですべてのムダ毛に効果がある訳ではないということが分かっていただけましたでしょうか?正常な毛周期を保つためには、適切な自己処理をすることも大切です。毛周期をよく理解し、正しい自己処理をすれば脱毛の高い効果が得られるはずです。きれいなお肌を目指して、楽しく脱毛サロンに通ってくださいね。

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