毛抜きで脱毛するのはNG?デメリットやリスクを紹介
脱毛は自分で行う人もいれば、専門のサロンなどで行う人もいます。手軽に出来てコストもかからないので自分で処理をしている人の中には、毛抜きを使ってムダ毛を抜いている人も少なくありませんが、あまり良くない方法であるという意見もあるようです。実際にはどのようなデメリットがあるのか、リスクはあるのかなどについてご紹介しています。普段自分で抜いて処理をしている方は、一度読んでみてください。
デメリットとなるのは大変さと痛み
毛抜きを使って自分で脱毛することのデメリットとして考えられるのが、大変さと痛みの2つです。1本1本抜いていくことになりますので、かみそりなどと比べてもとても大変です。眉毛など小さい範囲であれば問題ないかもしれませんが、広範囲にわたるムダ毛の場合には処理するのがとても大変です。また背中や利き手が届きにくい部分などは上手く抜くことが出来ませんので、処理ムラが出来てしまうこともあります。また毛は皮膚の下に生えているものですので、毛根は皮下細胞に根付いています。それを引っ張って抜くので、強い刺激が加わり痛みが伴います。処理をする場所や、毛の太さなどによっても痛みの強さは変わってきますが、多少なりとも痛みを感じることになります。太い毛を抜く場合や、皮膚の薄い場所の処理をする際には我慢できないような痛みを感じることがあるというのは、大きなデメリットと言えます。
考えられるリスクとは?
では、毛抜きで脱毛をすることによるリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?まずは処理した部分の皮膚と毛穴にダメージが加わり、傷ついてしまうということです。毛を無理やり引っ張って抜くことになりますので、強い力が加わり皮膚や毛穴が傷ついてしまいます。また毛穴から毛根が出る際に無理やり毛穴が広げられてしまいますので、毛穴は開きっぱなしの状態になってしまいます。するとそこから雑菌が入ってしまい、炎症を起こしてしまう危険性もあります。さらに毛穴が炎症を起こすと、毛が皮膚の下に埋まってしまって表面に出てこない埋没毛になりやすくなってしまうというリスクもあります。一度埋没毛ができてしまうと、改善するのはなかなか難しいですし、毛穴や皮膚が黒ずんで見えてしまい、見た目が良くなくなってしまうということもあります。その他にも、毛穴がダメージを受けると次に生えてくる毛が太くなってしまったり、毛の量が増えてしまったりする可能性もあります。せっかくムダ毛を無くそうと処理しているのにも関わらず、余計にムダ毛が増えたり目立つようになってしまったりすることがあるのは、見逃せないリスクと言えるでしょう。
リスクやデメリットを軽減させる方法
毛抜きを使ってムダ毛の処理をすることには、多くのデメリットやリスクがあることをご紹介しました。ですが、とても手軽な方法ですので、それでも行いたいという方もいるかもしれません。ではこれらのリスクやデメリットを軽減させながら脱毛する方法はあるのでしょうか?まず抜く際には毛並みに逆らわないことがとても重要です。毛が生えている向きに沿って抜くことで 、多少ではありますが肌や毛穴に与えるダメージを少なくすることが出来ます。また抜きにくい毛を無理に抜かないようにしましょう。未だ肌から出てきていない毛を無理やり引き抜いてしまうと、皮膚が炎症を起こしてしまうこともあります。そして処理する前に皮膚よく暖めて柔らかくして、毛穴を開かせておくのもおすすめです。お風呂に入った後などは肌が温まって柔らかくなっていますし、毛穴が開いていますので、より毛が抜きやすいです。衛生面を考えても、お風呂上りであれば雑菌などが入るリスクを軽減することが出来ます。
毛抜きを使ってムダ毛を抜く脱毛方法は、自宅で簡単に出来ますしコストもかからないのでとても身近なものです。ですが、痛みを伴うことや広い範囲のムダ毛を処理するのは大変で向いていないというデメリットもあります。また無理に引っ張って毛を抜くことによって毛穴や肌にダメージが加わりやすいので、それによって埋没毛の原因になったり炎症を起こしてしまうことがあったり余計に毛の量が増えてしまったりというようなリスクもあります。それでも毛抜きを使って処理がしたいという場合には、無理に力を加えすぎないようにして、毛穴や肌へのダメージを最小限に抑えるようにしましょう。さらに処理後には保湿ケアや冷却をしっかりと行うことで、より毛穴や肌を守ることが出来ます。