脱毛の前日や直後の飲酒はNG!急な飲み会やお酒を飲んでしまった時の対処法
脱毛サロンの技術が向上したとはいえ、お肌への負担が100%なくなった訳ではありません。特に警戒したいのが、ビールやカクテルといったお酒の影響です。脱毛による刺激にアルコール成分の作用がプラスされると、軽い火傷をはじめ炎症や赤みなどを誘発するリスクが高まってしまいます。とはいえ、働く女性にとっては飲み会もビジネスの一部。そこで今回は、なぜ脱毛の前後は飲酒を避けるべきなのかを明確にしたうえで、急な飲み会やお酒を飲んでしまった時の対処法について解説します。
脱毛前日の飲酒はNG!その理由とは?
脱毛サロンでは、施術前に避けるべき注意事項をアナウンスしていますが、その一つが前日の飲酒についてです。
そもそも、なぜ多くの脱毛サロンが前日のアルコール摂取を制限しているのか、その理由としてアルコールが人に与える2つの作用が挙げられます。
▼アルコールが人に与える作用
- 血行を促進して体温を上昇させる
- 利尿作用によって体内の水分を一時的に低下させる
体温の上昇に加え利尿作用までが重なると、皮膚の水分が急激に蒸発して乾燥肌へと変化します。
乾燥した肌はちょっとした刺激でもダメージを受けやすいため、この状態で脱毛の施術を受けると下記のようなトラブルに繋がり兼ねないのです。
▼アルコールによる脱毛トラブル
- 平常時より痛みを強く感じやすい
- 施術箇所に赤みや痒みが出やすくなる
- 熱刺激によって湿疹が出やすくなる
- 軽い火傷や炎症が起きやすい
もちろん、施術の際に脱毛器の照射レベルを下げて刺激を抑えることも可能ですが、それでは本来得られるはずの効果は期待できません。
脱毛後ならお酒を飲んでもOK?
結論から言うと、脱毛サロンで施術を受けた当日の飲酒も基本的にNGです。
脱毛サロンで受ける施術は使用するマシーンに違いはあるものの、どれも毛根のメラニン色素に熱を照射して毛を生えにくくする仕組みになっています。
照射後、肌の内部に熱がこもっている状態でお酒を飲むと、ただでさえ脱毛の刺激でダメージを負っている肌が血行の促進によって過敏に反応し、肌トラブルを起こしやすくなるのです。
どれくらい時間を空ければお酒が飲める?
「お酒ならいくらでも飲める」という人もいれば、「ほんの一杯のビールでも二日酔いになっちゃう」なんて人もいますよね。
この違いは、アルコールの分解速度に個人差があるから!そのため、一概に○時間空ければOKとは言い切れません。
もちろん、その日の体調をはじめ体質や飲んだお酒の量によっても状況は異なります。
事実、「前後12時間が一つの目安」と主張する脱毛サロンもあれば、「脱毛後の飲酒は翌日になってから」と主張する脱毛クリニックもあり、専門家の間でも基準が統一されていません。
とはいえ、キレイになるための脱毛が肌トラブルに発展しては本末転倒!脱毛前日から施術を受けた翌日までの3日間は禁酒した方が安全でしょう。
なお、脱毛後に肌の赤みや痒みが長引いている場合は、日数にかかわらず症状が治まるまで飲酒は控えた方が賢明です。
脱毛前後に飲み会が入ってしまった時の対処法3つ!
人気の高い脱毛サロンは、希望日に予約を取るだけでも一苦労。
ですが、脱毛の予約は前回の施術後に設定するケースが多いため、数週間後の予定が変更になることも珍しくありません。
中でも、働いている女性にありがちなのが急な飲み会のお誘いでしょう。
せっかく取れた予定日の前後に、上司から「今日はプロジェクトの成功を祝って飲み会だ!」と宣言されてしまったら、一体どうしたら良いのでしょうか?
断れない相手ならノンアルコールで乗り切る!
職場の上司や取引先など断れない相手から急にお酒の席に誘われた場合は、ノンアルコールで乗り切るのも賢い方法です。
もちろん、お茶などのソフトドリンクでも問題はありませんが、飲み会の雰囲気を壊さないのも社会人の必須マナー。
その点、ノンアルコールのビールやカクテルならお酒の影響を避けつつ、飲み会の気分も味わえます。
友達との飲み会なら日程の変更!
一方、お友達との女子会など親しい間柄なら飲み会を別の日に変更してみてはいかがでしょうか。
上司や取引先なら「明日は脱毛の予約が入っているから…」なんて言い訳はしにくいですが、友達なら融通を効かせてくれるかもしれません。
脱毛前なら予約日の変更もアリ!
どうしても断れない相手で、なおかつノンアルコールで誤魔化すのも難しい…、そんな時は思い切って脱毛の予約日を変更しましょう。
ほとんどの脱毛サロンでは、あらかじめ決められた時間までに連絡することを条件に予約日の変更を認めています。
最近では、当日キャンセルをはじめ予約1分前の連絡でもペナルティを受けない脱毛サロンもあり、働く女性から絶大な支持を得ているようです。
ただし、キャンセル規約は脱毛サロンごとに規定が設けられているため、いつまでに連絡すればキャンセル料が発生しないのか、事前に確認しておく必要があります。
中には、キャンセル料の代わりに施術1回分が消化あつかいになったり、解約時の返金が1回分少なくなったりする脱毛サロンも珍しくありません。
もし脱毛前後にお酒を飲んでしまったら?
脱毛前後の飲酒がNGだと分かっていても、「うっかり脱毛の予約を忘れていた!」「ついつい断れなくて飲んでしまった!」なんて失敗もあるでしょう。
ここからは、脱毛の前日または施術後にアルコールを飲んでしまった時の対処法について解説します。
脱毛前日や当日にお酒を飲んでしまった時の対処法
アルコールを飲んでしまってから「明日は脱毛の予定日だった!」「キャンセルの連絡を忘れていた!」と気づいた場合、必ず契約しているサロンに連絡を入れて指示を仰ぎましょう。
中には、「ちょっとくらいならバレないでしょ!」「ビール1杯なら影響ないよね!」と思う人も多いでしょうが、自己判断は禁物です。
確かに予約当日にアルコールを摂取した場合、ほとんどの脱毛サロンでは施術が受けられません。
場合によっては、ペナルティとして数千円のキャンセル料が発生したり、1回分の施術料がムダになったりする可能性もあるでしょう。
だからと言ってアルコール摂取を打ち明けずに脱毛の施術を受けると、無用な肌トラブルを誘発するリスクが高まるだけでなく、施術中に気分が悪くなる人もいるのです。
一方、まだキャンセル料が発生するタイムリミットを過ぎていない場合は、速やかに予約の日程を変更して気兼ねなく飲み会を楽しみましょう。
脱毛後にお酒を飲んでしまった時の対処法
脱毛の施術を受けた直後にお酒を飲んでしまった、または翌日に飲んだら肌トラブルの症状が現れたという場合も、脱毛サロンに連絡して相談しましょう。
特に、脱毛の施術後12時間以内にアルコールを摂取した場合は要注意!まだ体内に照射による熱がこもっている時間帯はアルコールの影響を受けやすく、肌トラブルを引き起こすリスクが高いのです。
脱毛サロンに連絡すると、症状に合わせて下記のような適切な対処法が教えてもらえます。
- 念入りに保湿する
- 火傷を手当てするように冷やす
- 脱毛サロンと提携している医療機関を受診する
まとめ
脱毛の前日や直後にお酒を飲むと施術中の痛みが強まるだけでなく、赤みや痒みなどのお肌トラブルが起きてしまうリスクが高まるということが分かっていただけたかと思います。
しかも、ほとんどの脱毛サロンでは施術前後の飲酒を避けるよう事前にアナウンスしていますので、基本的にアルコールによるトラブルは保証されません。
せっかくお金を払って脱毛サロンに通うのですから、本来の効果が発揮されるよう、脱毛の前後は飲酒をせずに万全の状態で施術を受けましょう。